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「2023干潟・湿地を守る日」宣言

私たちは、長崎県の諫早湾が閉め切られた1997年の4月14日を忘れずに全国の干潟・湿地の保全にとりくんでいます。4月14日を「干潟・湿地を守る日」とするキャンペーンは1999年からはじまりました。今年は24回目です。

諫早湾の閉め切りによって国内最大級の諫早干潟が消滅しました。これがきっかけとなり、「干潟を守れ」の声が全国で高まりました。ところが、国(農林水産省)はいまだに諫早湾の潮受け堤防水門を開門しません。有明海の環境悪化が続き、開門は待ったなしの状態になっているにもかかわらず、です。

全国の干潟・湿地は、多くが危機にさらされています。沖縄の辺野古の海では、沖縄県の知事や県民が強く反対しているにもかかわらず、防衛省が米軍新基地建設の埋め立て工事を強行しています。石垣島では、ラムサール条約湿地「名蔵アンパル」の源流域で大規模なゴルフ場付きリゾート計画が進んでいます。山形県の鶴岡市では、ラムサール条約湿地「大山上池・下池」のすぐ近くで8基の巨大風車建設計画が進んでいます。岐阜県の御嵩町では、環境省が重要湿地に選定した美佐野ハンノキ湿地群がリニア中央新幹線のトンネル残土処分予定地とされています。そのいずれについても、自然保護団体などが反対運動をくりひろげています。

干潟や浅瀬、湿原など、いまある豊かな湿地を後世に残さなければなりません。危機に瀕している重要湿地をラムサール条約に登録しなければなりません。私たちは全国各地の干潟・湿地を守るために力をあわせて行動することを宣言します。

追加宣言(各地の宣言を必要に応じ追加してください)

2023年4月14日

(日付はイベント日にあわせてください)


日本湿地ネットワーク            
「2023干潟・湿地を守る日」参加者一同


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