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「2022干潟・湿地を守る日」宣言

私たちは、長崎県の諫早湾が閉め切られた1997年の4月14日を忘れずに全国の干潟・湿地の保全にとりくんでいます。4月14日を「干潟・湿地を守る日」とするキャンペーンは1999年からはじまりました。今年は23回目です。

諫早湾の閉め切りによって国内最大級の諫早干潟が消滅しました。これがきっかけとなり、「干潟を守れ」の声が全国で高まりました。ところが、国(農林水産省)はいまだに諫早湾の潮受け堤防水門を開門しません。有明海の環境悪化が続き、開門は待ったなしの状態になっているにもかかわらず、です。

全国の干潟・湿地は、多くが危機にさらされています。それは、環境省が2016年4月に発表した重要湿地の調査結果でも明らかです。沖縄の辺野古の海では、沖縄県の知事や県民が強く反対しているにもかかわらず、防衛省が米軍新基地建設の埋め立て工事を強行しています。東京湾の奥部では、貴重な干潟・浅瀬「三番瀬」を通る第二東京湾岸道路の建設を三番瀬保全団体が29年も食い止めています。しかし、国交省と千葉県はあきらめません。国交省と県は「新たな湾岸道路」の計画をうちだしました。これは第二湾岸道路の第一段階と位置づけられています。

干潟や浅瀬、湿原など、いまある豊かな湿地を後世に残さなければなりません。危機に瀕している重要湿地をラムサール条約に登録しなければなりません。私たちは、全国各地の干潟・湿地を守るために力をあわせて行動することを宣言します。

追加宣言(各地の宣言を必要に応じ追加してください)

2022年4月14日

(日付はイベント日にあわせてください)


日本湿地ネットワーク            
2022干潟・湿地を守る日」参加者一同


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