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講演会「日本の湿地を守ろう!」(和白干潟)の報告

 4月6日(土)、午前の総会に続いて、午後1時30分より、講演会「日本の湿地を守ろう!」)を福岡市「コミセン和白」で開催しました。あいにくの春の暴風に会いましたが、参加者50名で、活気のある集会となりました。かねてから療養中の辻代表も車イスで名古屋から参加されました。
 
 講演会は、最初に主催者として山内副代表のあいさつを行い、そして福岡市長のメッセージが読み上げられました。続いて和白干潟を守る会の山本廣子代表による「和白干潟のラムサール条約登録を目指して」(和白干潟の現況と展望)と題して報告がありました。
 次に講演にはいり、佐藤正典(鹿児島大学理学部地球環境科学科教授)講師による「干潟・湿地の重要性と生物多様性」、次に、小林聡史(釧路公立大学環境地理学教授)講師による 「ラムサール条約入門」〜和白干潟を条約湿地に指定するとどうなるか〜の講演があり、非常に多彩な講演会になりました。
 さらに、昨年7月、COP11で登録地に仲間入りした中池見湿地の笹木智恵子(NPO法人ウエットランド中池見理事長)さんが特別報告「中池見湿地がラムサール条約に登録されるまでの道のり」を行いました。
 
 最後は各地の報告(5分間スピーチ)と意見交換を行いました。いろいろな干潟、湿地の状況を聴くことができました。
 ①吉野川河口干潟(日本野鳥の会徳島県支部)山内美登利
 ②東京湾三番瀬(三番瀬を守る署名ネットワーク)細田邦子
 ③藤前干潟(藤前干潟を守る会)亀井浩次
 ④有明海諫早湾(諫早湾しおまねきの会)大島弘三
 ⑤今津干潟・福岡市西区の瑞梅寺川の河口域(日本野鳥の会福岡支部)田村耕作
 ⑥曽根干潟(日本カブトガニを守る会福岡支部、曽根干潟を守る会)高橋俊吾
 ⑦辻淳夫氏の活動記録の発刊企画(干潟からの声発刊委員会)伊藤昌尚
 
 最後に、午前の総会において決議した「和白干潟のラムサール条約登録の早期実現を促進するため、環境省、福岡県、福岡市に全力で取り組むことを求める」の報告と2015年COP12(ウルグァイ)で登録実現を目指す旨、説明があり、参加者の拍手を受けました。


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