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「2016干潟・湿地を守る日」宣言

 私たちは、長崎県の諫早湾が閉め切られた1997年の4月14日を忘れずに全国の干潟・湿地の保全にとりくんできました。4月14日を「干潟・湿地を守る日」とするキャンペーンは1999年から始まり、今年で18回目となります。
 諫早湾の潮受け堤防水門をめぐっては、開門を求める漁業者側と開門に反対する営農者側がそれぞれ国を相手取って訴訟を起こし、「開門命令」と「開門禁止」の相反する司法判断が出ています。国(農林水産省)はそれを口実にし、いまだに開門していません。
 全国の湿地をみると、干潟・湿地をつぶす公共土木事業が相変わらず続いています。「再生」をうたい文句に掲げて干潟や浅瀬の人工改変をめざす動きも強まっています。有害物の鉄鋼スラグを利用した藻場造成の実験も進んでいます。
 そういう状況のなかで、私たちは、干潟や浅瀬、湿原など、いまある豊かな湿地を後世に残していかなくてはなりません。ラムサール条約湿地を数多く増やすことも大事です。そのために、志を同じくする皆さんと連携し、日本各地の干潟・湿地の保全のために力をあわせて行動することを宣言します。

 
 追加宣言(各地の宣言を必要に応じ追加してください)
 
 
 2016年4月14日
 (日付はイベント日にあわせてください)

日本湿地ネットワーク            
「2016干潟・湿地を守る日」参加者一同


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