■日本野鳥の会徳島県支部

鳥・虫・魚はどうしているかな?

 4月19日、干潟・湿地を守る日2009「鳥・虫・魚はどうしているかな?」を開催しました。
 吉野川河口干潟探鳥会と沖洲海浜観察会が行われ、参加者に干潟・湿地を守る日ができた理由を説明し、 干潟・湿地を守ろうと呼びかけました。以下は徳島新聞(4月20日・写真入)掲載の記事です。  

貝だ!カニだ!親子連れ歓声 沖洲海浜観察会 野鳥の会県支部

 日本野鳥の会徳島県支部は十九日、四国横断自動車道建設に伴い埋め立てが予定されている徳島市内の沖洲海岸周辺で貝の観察会を開いた。十四日の「干潟・湿地を守る日」にちなんだ行事。
 会員や親子連れら十七人が砂浜をスコップで掘ったり浅瀬に入ったりして貝やカニを採取。絶滅が心配されているユウシオガイや、釣りの餌に使われるイソシジミなど十一種の貝とコメツキガニなど四種のカニ、ゴカイ類などを見つけた。
 日本貝類学会会員の河野圭典さん(七六)鳴門市撫養町黒崎=が貝の生態や分布などを解説。吉野川河口干潟では探鳥会もあった。
 父親と参加した石川仁美さん(一三)城西中二年=は「知らなかった生物が多く勉強になった。埋め立てられるのは残念」と話していた。



 徳島新聞以外では朝日新聞が参加の呼びかけを掲載してくれ、毎日新聞も取材、掲載してくれました。新聞に載ったことで「干潟・湿地を守る日」のことを、より多くの人に知ってもらえたと思います。
 毎日新聞(地方版)  

貝や鳥を吉野川河口干潟で観察 野鳥の会県支部

 干潟や湿地の大切さを改めて知ってもらおうと、日本野鳥の会県支部が19日徳島市の吉野川河口干潟などで、貝類など底生生物や野鳥の観察会を開いた。会員ら22人が参加、生息状況を調べた。
 97年4月14日、長崎県の諌早湾が堤防で締め切られたことを受けて毎年開いており、11回目。この日は、ハマシギなどの野鳥を確認。同市北沖洲4の砂浜では、土の中からオキシジミやアサリといった貝やゴカイ類などの生物が見つかった。
 周辺は潮干狩りをする家族連れらでにぎわうが、埋め立て工事が進む中、生物の減少を心配する声もある。同県支部の曽良寛武さん(64)は「豊かな生物が見られるが、数は減ってきている。干潟の大切さを訴えていきたい」と話していた。

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