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現地からの訴え(要旨)

外来種の危険性周知を徹底してほしい

辺野古埋立て土砂搬出反対北九州連絡協議会 八記久美子さん
写真2-4
八記久美子さん

 北九州市では、特定外来種のツマアカスズメバチが昨年10月に確認された。外来種のオオキンケイギクは市内各所で咲き乱れている。辺野古埋め立て用土砂搬出予定地の採石場のそばの集落にもオオキンケイギクが咲いている。
 昨年の7月ごろ、北九州市環境局にたいして外来種の学習会を開いてほしいと依頼した。自分たちもよくわからないので勉強してから、ということで、1カ月後ぐらいに学習会を開いてもらった。たどたどしい話だった。北九州市は自ら「環境首都」と言っているが、その北九州市ですらそういう状況である。環境省のみなさんには、土砂搬出予定地だけではなくて、全国の自治体に外来種の危険性周知を徹底してほしい。
 防衛省のみなさんには、沖縄の高江における暴挙について訴えたい。米軍ヘリパッド建設に反対する市民に加えている暴挙である。
 私は、キャンプシュワブのゲート前で2回ゴボウ抜きにあった。そのときはまだ配慮があった。ところが高江では、みさかいなく住民を連れて行く。これが国家公務員のすることかと思った。
 私の頭のなかでは、環境省は「国の環境を荒らす省」、防衛省は「国を戦争に巻き込む省」という認識しかない。本来の役割をはたすよう、しっかりがんばってほしい。

(JAWAN通信 No.117 2016年11月30日発行から転載)

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