佐敷干潟と遊び・学ぶしあわせまねきの会
連絡先住所 〒901-1414 沖縄県佐敷町字津波古224
電話 098-947-6581
FAX 098-947-6581
電子メール siawasemaneki★v.email.ne.jp
(★は@に変えて入力:迷惑メール対策)
ホームページ http://www.ne.jp/asahi/siawasemaneki/sasiki/
団体の経歴や活動内容
 一見泥だらけできたなくみえる干潟。この自然の大切さを、もっとみんなに知ってもらい、守っていきたい…そんな思いの有志が集まって、この会は結成されました。干潟にどのような生き物がいて、どんな風にくらしているのか、干潟で遊びながら、知り、学ぶ活動に取り組んでいます。「しあわせまねき」という会の名前は、佐敷干潟にたくさんくらしているシオマネキたちにひっかけてつけました。

 自然を忘れては人間は生きられません。人間の五感を育てる体験の重要性が叫ばれている昨今です。せっかく身近にある干潟という自然を活用し、子供だけでなく、大人も育つ学びの場にしたいと考えています。そして、そんなすばらしい自然が目の前にあることを、もっと地域の人たちに伝えていこうと、みんなが干潟に親しめるような企画をたてています。どなたでも大歓迎。会費はいりません。メールでの連絡をお待ちしています。

活動の対象としている湿地
名称 佐敷干潟
場所 沖縄県南城市佐敷字佐敷 南城市文化センターシュガーホール裏
 佐敷干潟は広さ60?80ha。隆起した沖縄島の地盤が陥没してできた中城湾の南端に、陸からの土砂が流れ込み、佐敷独特の泥干潟ができたと考えられています。かつて沖合に見られたサンゴ礁とも影響し合い、周囲には砂地やサンゴ礫の地帯が広がる変化に富んだ底質環境を有します。それぞれの環境には異なる種類の生き物が棲み、干潟の奥にはマングローブ林も育つなど多様な生態系を含んでいます。

 この干潟には、絶滅危惧種のトカゲハゼや多くのシオマネキ類など貴重種も多く、貝やゴカイなどの底生生物も豊かです。また遠いシベリアやオーストラリアからくる渡り鳥の休息地にもなっています。(鳥類は45種類を確認)

 しかし近年、近隣地域での大規模な埋立てや人工ビーチの造成、護岸工事等の影響で、砂の堆積状況が変わり、砂洲の形や干潟の底質に大きな変化が起きています。これに伴い、泥質にしか棲めないトカゲハゼやシオマネキの数と生息範囲も大きく減少しています。

観察会のようす。家族連れがたくさんきます。 いろんな種類のカニに出会える干潟です。

掲載情報更新日:2008年3月